こんにちは!ちいまるです。
今年の4月から製薬企業に入社しました。
昨日は仕事でしんどいことを書いたのですが、今日は仕事をやる中で楽しかったりやりがいを感じたことを
3つピックアップしてみようと思います!
その1:薬が出来ていく過程を知れること
私の所属する部署では、錠剤の形や大きさ、性質を色々変化させることによってより飲みやすくするための研究を行なっています。
原薬や添加剤が粉の状態の時から始まって、秤量・混合・顆粒を作る・機械でそれらの粉を圧縮して錠剤の形に成形していくといった大まかな流れで薬が出来ていきます。
粉の状態の時は、まさかこれが薬の形になっていくというイメージがあまり湧かないのですが、複数の工程を経て錠剤に成形された時は一種の感動を覚えました。そこに至るまでの過程がかなりしんどい分、形になった時の達成感はなんとも言えないです。
薬局で何気なく見ていた薬も、様々な工程を経て作られているんだな〜というのを実感しています。今は売ってる薬を見るだけで、
作っている方々の苦労が感じられて勝手にしみじみとしてしまいます。笑
あと、個人的にモノづくりに携わりたいと思っていたのでやはり何か製品を作っているという実感が得られる瞬間はすごく楽しいですね。
その2:研修で様々な部署を見学できたこと
1ヶ月くらい、他部署を回って研修する機会があったのですがそれも楽しかったことの1つです。
薬を生産している工場の見学では、とにかく生産用の機械が大きくて驚きと感動がすごかった記憶があります。
普段は研究室用の小さい機械を使うことが多いので、スケールのデカさにびっくりしましたね。
さらに、市場に出回るものなので扱う粉の量も桁違いに多いですし、衛生管理なども徹底していました。
研究室レベルのスケールでは問題なく製造できていたものが、生産スケールになると作業の手間も全然違ってくるのでそういうところも考慮しながら製造条件を考える必要があるんだなと肌で感じることができたので本当に貴重な体験だったと思っています。
また、製造した薬の品質を担保するための部署である品質管理・品質保証部なども見学させていただいたのですが、第一に人数が多くてこれだけの人たちが連携して働いているんだなと驚きました。会社という組織の大きさに日々圧倒されています。笑
自分の部署だけではどうしても自分のやっている業務が、どんな形で会社に貢献できているのかのイメージが掴みにくいのですが、他部署の仕事を知ることで、普段の業務がこんな形で役立っているのだということが実感できたので良かったなと思いました。
逆に、自分の部署が楽だからと適当に決めたりしてしまうと他の部署に迷惑がかかるということがよく分かったので気をつけようと思いました。笑
その3:体を動かしながら製造条件を検討しているとき
やっぱり研究職なので、色々な条件で薬を作ってみてデータを取るっていう作業が今の所一番楽しいですね。
使う機械も初めて見るものばかりなので新鮮ですし、一人で操作できたり組み付けたりできた時は「あ〜自分成長してるなあ」と実感できて嬉しかったです。
分刻みでデータを取るので、とにかく慌ただしいのですが、そのぶん時間も一瞬で過ぎるのである意味ありがたい気もします。笑
あとデータの記録だけでなく、時間や計算の記録なども同時並行で行わないといけないため、嫌でもいかに効率的に作業を行うかということを常に考える習慣がついたのも良かった点だと思います。
あと先輩の手際が良くて、仕事がとにかく早いので「これが技術者のプロか、、」と刺激をもらっています。人間的にも尊敬できる方なので日々学ばせていただいています。本当に周りの人って大事ですね。特に新人の頃はなんでも吸収する時期なので、最初に密に関わる人の影響ってすごく大きいと思うんです。このチャンスを逃さずに、先輩の技術をとことん吸収していこうと奮闘しております。
とはいえまだ1種類の薬しか担当していないので、もっと色々な種類の薬の製剤設計や製造条件の検討に携わってみたいなとも思っています。
まとめ
今回は、仕事で楽しかったこと3選を紹介していきました。
仕事って最初は訳わからないし大変なことばかりですが、その中でも自分なりの楽しみややりがいを見つけるってすごく大事です。
いやいややってるとしんどさも増す気がしますし、時間も長く感じてしまうので。
それよりも、しんどいことや今の自分に出来ないことの方が大きく成長できるチャンスだと捉えて
「もがき楽しむ」の精神で仕事ができればすごく良い経験になると思います。
これから働き始める方や、すでに働いている方の仕事への向き合い方として少しでも参考になれば幸いです。
一緒に頑張りましょう!
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