こんにちは!MBTI大好きなちいまるです。
みなさんは、MBTIってご存知ですか?
MBTIとは、ユングの心理学的タイプ論をもとに開発された、16種類の性格型に分けるアメリカ発の性格診断です。
その中の一つ、『INFP』の性格タイプについてはネットやSNSで「生きづらい、社会不適合者」等と言われることが
あります。
実際、私自身INFPと診断され、日頃「生きづらいな、会社員向いてないなあ」と感じることが多いです。
今回はなぜINFPが人より悩みやすいのか、またそんな私たちでも少しでも心穏やかに楽しく生きていけるようにどうすれば良いのか
を私なりに考察してみたので紹介します。
同じように生きづらさで悩んでいる方の心が少しでも楽になっていただけたら嬉しいです。
INFPの4つの心理機能
まず簡単にINFPの心理機能について説明します。
機能は大きく分けて、「感情(F)」「直感(N)」「感覚(S)」「思考(T)」の4つがあり、さらにそれらを外向的(Extraverted)と内向的(Introverted)で分類することで計8種類になります。
INFPの心理機能は1.Fi→2.Ne→3.Si→4.Teの順番で優先順位をつけて使用しています。
それぞれの心理機能をざっくり説明すると、
Fi:自分の感情を大事にする機能
Ne:外界を観察して、様々な可能性や面白いアイデアなどを思いつく機能
Si:自分の感覚(過去の経験、トラウマ等)を記憶する機能
Te:外界での客観的事実や合理性、計画性等を重視する機能
ということになります。
INFPが実生活で悩みやすい理由
先ほど説明したように、INFPは第一機能であるFi(内向的感情)を最もよく使用します。
このFiはとにかく自分の心のままに考え、意思決定する傾向にあります。
つまり自分の心に反することには人一倍敏感なんです。
また第二の機能であるNe(外向的直感)によって、実社会においての未来の可能性、面白いことなどのアイデアがどんどん閃いてくるため、
それがFiと合わさることによって壮大な理想の世界観を内側に持っている人も多いのではないでしょうか?
INFPは上記の機能によって理想が高くなりやすく、現実とのギャップに悩みを抱きやすいのかなというのが一つ目の理由だと思います。
また、社会では感情とは正反対である「論理的思考、客観的事実」などが重視され、それらを上手く使いこなせる人が評価される傾向にあります。INFPはこれらを使用するための機能であるTeが劣等機能なので、苦手な上に嫌悪感を抱きやすいんです。
私も実際に会社員として働いていて感じるのですが、仕事では「私はこう思った、こう感じた」というような感情論は全く通用しないということです。
誰かに説明する時は、「感情ではなく事実をもとに考え、誰が聞いても納得するような根拠を示す」という論理性が求められるのです。
でも、INFPは何よりも自分の感情を大事にするので、そんな環境にずっといると心が疲弊してしまうんですよね。
また、自分だけでなく相手の感情に対しても敏感で、繊細なところがあるため、会社といった大人数の環境では気を遣いすぎてしんどくなってしまうというのもあるのかなと思います。他にも、感情は変化しやすいのでその度に振り回されて疲れやすい傾向にあります。
自分の内側の世界を守るために、Teを使いこなせ!
これまで述べたように、INFPの方々は内側の感情、価値観、自分の軸というものを最も大切にし、「より良い未来のために理想を追求したい!」と考えることが多いのかなと思います。
ですが、繰り返しになりますが感情っていうものはとにかくコロコロ変わるものなんですよね。外部の刺激による反応なので、感情だけに頼りすぎると、振り回されっぱなしでギャンブルのような人生になってしまう可能性があります。
せっかく自分の内側の理想を大事にしたい、実現したいと願っているのに感情に振り回されてばかりでは軸もブレブレで自分の人生をコントロールすることが出来なくなってしまいます。これでは本末転倒ですよね。
では、どうすれば感情も大切にしつつ、軸もブレない人生を送れるのかというと、
INFPが最も苦手とする「Teを使って上手く感情をコントロールすること」が鍵になってきます!
不安定で変化しやすい感情と違って、客観的事実・実社会でのルールというのはコロコロ変わるようなものではないですよね。
つまり、感情に飲まれそうになった時に、あえてそういったものを意識的に取り入れて思考のベースとすることで、ブレにくい自分を作ることができるんです。ブレない軸を作りたければ、変化しやすい感情ではなく、誰が見ても納得するような事実・数字ベースで考えるという練習をおすすめします。軸があれば万が一ブレた時にも、一度冷静になって戻れますからね。
ですが、あくまでもそれは感情の暴走を防ぎ、INFPが大切にしている理想や心の平穏を実現するための手段であるということは忘れてはいけません。感情を悪だとしてしまうと、それこそ心が枯れてしまいます。
感情は上手く使えれば、理想を実現するための大きなエネルギーにもなるし、人生を楽しむためにも必須のものです。
そのため、感情と事実ベースの思考のバランスを上手く保つことがINFPが理想の人生を歩む上で大切なことだと考えます。
まとめ
今回は INFPが生きづらい理由とそれに対する対処法を考察してみました。
結論としては、FiとTeのバランスを上手く保つということが鍵になります。
Teは普段抑圧している機能になるため、最初は慣れずに使うのが辛いと思いますが、少しずつ練習していくことで使いこなせるようになります。
自分の内側の感情・世界をもっと大切にするためにも、そしてそれを実社会でも伝えられるように、それらの橋渡しのツールとしてTeを使うということを意識していただけたらなと思います。
とはいえ私自身もまだまだ上手く使えなくて日々奮闘しています、、。少しでも同じように悩んでいる方々の参考になれば幸いです。
一緒に頑張りましょう!
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